かえって悪化したら、
3.たまにはやり返してみなさい
久しぶりに後輩の女の子と喋って、それはもう僕の機嫌は上々。
やっぱりみんなは可愛いなぁ、うん。さすが僕の後輩だ。
なんてことを考えながら、他のメンバーより一足遅れて楽屋へ向かう。
時間が時間なだけに、楽屋で時間は取れそうにない。
さっさと宿舎に帰って、それからいろいろ済ませた方がよさそうだ。
そう考えているうちに、しばらくして楽屋が視界に映る。
さあて、これでやっと帰れるぞーなんて、呑気に一つ欠伸をかましながら、僕はドアを開けた。
…そこに広がっていたのは、冗談抜きで、失神できるレベルの光景でした。
「ヒョン…僕はもうどうすればいいんだ…」
はい、そっくりそのまんま、そのお言葉返したいね、ソンミンさん。
僕、この相談始ってからちょっと腰が痛いんだよね、後首と頭も。
「ダメだったんだ、ヒョン。呟いてみたらさ、
『何その呟き可愛いんですけど襲っていいですか?』だって…」
はあ、と大袈裟にため息をつくソンミンに、僕も一緒になってため息を漏らす。
ため息って幸せ逃げちゃうんだっけ。僕、君のおかげで随分幸せ逃してる気がする。
はっ!しまったどうしよう!頭痛薬のストックが切れていたんだった…くそーー!!
しかもまた耳栓買い忘れた!あー…助けて神様仏様シウォン様…。
「しかもね、ヒョン。こないださ、二人でお風呂入った時にね、
変なことされたら嫌だなって思ってタオル巻いてたら、いきなりタオル奪われて!
焦って取り返そうとしたら、洗濯機に入れられちゃって…」
「ちょっと待って、耳栓がないんだけど…」
「でね、上がって着替える時も、急にキュヒョナが僕の着替え全部持っていっちゃったの!
何すんだと思ったら、『これ着替えです』って、キュヒョナが…」
「あのー…耳栓…」
「メ、メイド服持ってきて…」
耳栓、しておけばよかった。地球が一秒間に一万回回る勢いで後悔。
ていうかそこ。もじもじしない!赤面しない!
ダメダメ、今絶対思い出してるでしょ!?
ああ、ヒョン、可愛い弟をこんな子に育てた覚えはないんだけどな…
「それだけじゃないんだ!他にもね、わざと朝帰りしてみたり、女の人と仲良さげに喋ってたり…」
「え!?ちょ、ヒョンキュヒョナの朝帰り初耳!!」
「うん、だって言ってないもん。」
「えぇー!!言ってよ!俺ヒョンなのに!リーダーなのに!!」
「ちょっとぉー、ジョンウ二ヒョンみたいなこと言わないでよー」
「もうそんなの関係ない!僕は今誰よりもジョンウナの気持ちが分かるよ!!」
「何それ…」
ああ!ソンミンよ、そんな蔑むような目で僕を見ないでくれ!僕は常人だ!
大体君たちはどうしてそんなに二人の世界なのかね!?
ヒョン、年々バカップルに放っておかれてる気がしてならないよ…
うん、今回も安定の頭痛きたね。
どうしようかな。今日は何を買いに行こう。耳栓?ソンミン避け機とかって売ってないかな…
とりあえず早く帰りたい。いつまでも楽屋で地獄の時間を過ごすのはご老体によくないもんね。(自虐ネタだって得意になったんだ!!)
「はぁ…これ、効くかどうか分かんないけど、」
たまにはやり返してみなさい。
(とりあえず、耳栓代貸してくれる?)
3.たまにはやり返してみなさい
久しぶりに後輩の女の子と喋って、それはもう僕の機嫌は上々。
やっぱりみんなは可愛いなぁ、うん。さすが僕の後輩だ。
なんてことを考えながら、他のメンバーより一足遅れて楽屋へ向かう。
時間が時間なだけに、楽屋で時間は取れそうにない。
さっさと宿舎に帰って、それからいろいろ済ませた方がよさそうだ。
そう考えているうちに、しばらくして楽屋が視界に映る。
さあて、これでやっと帰れるぞーなんて、呑気に一つ欠伸をかましながら、僕はドアを開けた。
…そこに広がっていたのは、冗談抜きで、失神できるレベルの光景でした。
「ヒョン…僕はもうどうすればいいんだ…」
はい、そっくりそのまんま、そのお言葉返したいね、ソンミンさん。
僕、この相談始ってからちょっと腰が痛いんだよね、後首と頭も。
「ダメだったんだ、ヒョン。呟いてみたらさ、
『何その呟き可愛いんですけど襲っていいですか?』だって…」
はあ、と大袈裟にため息をつくソンミンに、僕も一緒になってため息を漏らす。
ため息って幸せ逃げちゃうんだっけ。僕、君のおかげで随分幸せ逃してる気がする。
はっ!しまったどうしよう!頭痛薬のストックが切れていたんだった…くそーー!!
しかもまた耳栓買い忘れた!あー…助けて神様仏様シウォン様…。
「しかもね、ヒョン。こないださ、二人でお風呂入った時にね、
変なことされたら嫌だなって思ってタオル巻いてたら、いきなりタオル奪われて!
焦って取り返そうとしたら、洗濯機に入れられちゃって…」
「ちょっと待って、耳栓がないんだけど…」
「でね、上がって着替える時も、急にキュヒョナが僕の着替え全部持っていっちゃったの!
何すんだと思ったら、『これ着替えです』って、キュヒョナが…」
「あのー…耳栓…」
「メ、メイド服持ってきて…」
耳栓、しておけばよかった。地球が一秒間に一万回回る勢いで後悔。
ていうかそこ。もじもじしない!赤面しない!
ダメダメ、今絶対思い出してるでしょ!?
ああ、ヒョン、可愛い弟をこんな子に育てた覚えはないんだけどな…
「それだけじゃないんだ!他にもね、わざと朝帰りしてみたり、女の人と仲良さげに喋ってたり…」
「え!?ちょ、ヒョンキュヒョナの朝帰り初耳!!」
「うん、だって言ってないもん。」
「えぇー!!言ってよ!俺ヒョンなのに!リーダーなのに!!」
「ちょっとぉー、ジョンウ二ヒョンみたいなこと言わないでよー」
「もうそんなの関係ない!僕は今誰よりもジョンウナの気持ちが分かるよ!!」
「何それ…」
ああ!ソンミンよ、そんな蔑むような目で僕を見ないでくれ!僕は常人だ!
大体君たちはどうしてそんなに二人の世界なのかね!?
ヒョン、年々バカップルに放っておかれてる気がしてならないよ…
うん、今回も安定の頭痛きたね。
どうしようかな。今日は何を買いに行こう。耳栓?ソンミン避け機とかって売ってないかな…
とりあえず早く帰りたい。いつまでも楽屋で地獄の時間を過ごすのはご老体によくないもんね。(自虐ネタだって得意になったんだ!!)
「はぁ…これ、効くかどうか分かんないけど、」
たまにはやり返してみなさい。
(とりあえず、耳栓代貸してくれる?)
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